今月のサポート記録より嬉しい話 (令和元年5月号)
- tomoninet
- 2019年6月10日
- 読了時間: 2分

利用者の様子を伝えるために「サポート記録」を書きます。
その日どこへ行ったか、お昼何を食べたか、薬は飲んだか、お金はいくら使ったか?など正確に情報を伝える一方で、利用者とスタッフ(サポーター)との間で起こった嬉しかったことや楽しかったこと、うまくいかなかったことなんかも書かれています。たくさんの「サポート記録」の中から、選んで少し紹介します。
【Oさんの記録より】
Aさんと近所のビデオレンタルショップへ向かう途中、花壇の花を眺めて「アネモネ」と名前を教えてくれました。
昼食後、Aさんの生活しているグループホームで過ごしていると、サポーターの私にもコーヒーを入れてくれ自分のお菓子も分けてくれました。Aさんの気づかいや優しさが感じられました。
【Tさんの記録より】
言葉は発しませんが、大きな声で笑ったり泣いたりと表情が豊かなOさん。最近は歩行が困難になったため車椅子で出かけます。
この日は『名探偵コナン』の映画を観に行きました。始まるまでの時間、顔を天井に向け楽し気にしています。映画が始まると大きなスクリーンで映し出される映像や迫力のある音に頭を振って大喜び。サポーターの手を掴み、自らの頭に乗せ撫でてほしがったり、寄りかかったりとすごくリラックスした様子で映画を観ていました。
このように利用者の人柄や外出を楽しんだ様子が書かれた「サポート記録」を読むと、自分も楽しいサポートが出来るようになりたいと思うし、嬉しい気分になります。
これからも「サポート記録」から紹介していきたいと思います。
一方で「サポート記録」の中にはヒヤリとさせられるような危なかったこと、事故につながりかねないことなども書かれています。良いことばかりが起こるわけではありません。
サポート中は色々注意しながらも、利用者と一緒に素敵な体験が出来るサポートを心がけていきたいものです。
始めの写真はサポート記録を書いている様子です。